新潟県と長野県の境、妙高市杉野沢を流れる関川にかかる「苗名滝」。日本の滝100選のひとつで、落差55mが生み出す水しぶきと轟音が全身を揺さぶります。別名「地震滝」とも呼ばれています。季節によって光景が様変わりする魅惑の滝ですが、編集部のおすすめは、新緑の春と錦織りなす紅葉の秋。
新緑の苗名滝(5月下旬~6月)
妙高市は雪深い豪雪地。妙高山周辺に降り積もった雪は夏まで残り、その雪解け水が関川へと注ぎ込みます。特に若葉が芽吹く新緑の春は、水量が豊富で迫力が際立ちます。ドローン撮影した春の絶景をご覧ください。
紅葉の苗名滝(見ごろは10月中旬~下旬)
新緑の春とは別世界の秋。滝の四方を囲む色づいた広葉樹が、力強い滝とベストマッチ。絶景を一目見ようと行楽シーズンは観光客が後を絶ちません。カメラを抱えた愛好家も、その一瞬を切り撮ろうとシャッターチャンスをうかがっています。
「苗名滝」は広い駐車場が完備されています。そこから大自然のなかを15分ほどプチトレッキングを楽しみながら滝を目指します。そうそう、遊歩道の入口には、流しそうめんがおいしいと評判の店や、濃厚なソフトクリームが人気のカフェもありますので、ぜひ立ち寄ってみてください。
冬期間は積雪のためクローズ
住所: 新潟県妙高市杉野沢
電話: 妙高観光局 ℡0255-86-3911(09:00~18:00まで)
アクセス: <鉄道>えちごトキめき鉄道「妙高高原駅」からバスで約20分。<車>上信越自動車道「妙高高原IC」から車で15分。