新潟県妙高市のスキー場「妙高杉ノ原スキー場」で18日(土)、冬の一大イベント「ダイナマイトカーニバル」が開かれ、観光客が小正月行事「どんど焼き」を体験しました。
「ダイナマイトカーニバル」は、妙高市杉野沢地区で30年前から行われている小正月行事の「どんど焼き」を、スキー場に訪れる観光客にも楽しんでもらおうと毎年開かれているイベントです。
会場に設置されたのは、カヤで作られた高さ7メートル50センチの2つのどんどです。
午後6時半過ぎ、地元の小中学生を含む20人がどんどに点火すると、地元の人が持ち込んだ正月飾りなどと一緒に勢いよく燃え上がりました。
なかにはスルメを炎で炙って食べる人の姿も……。
オーストラリアから
「スルメを初めて食べた。しょっぱい」
「おいしい。歯応えがある」
杉野沢観光協会によりますと、この日会場に訪れたのはおよそ1200人で、このうち6割がオーストラリアやニュージーランド、香港や台湾から訪れた外国人観光客でした。 オーストラリアから
「どんど焼きは『健康と繁栄のため』と書かれているのを読んだ」
「儀式があって子ども達がたいまつを手に通ってきて火を点けた。きれいだった。ここに恋をしたから来年また来る」
このあと、会場では花火が20分間にわたって打ち上げられ、まつりのフィナーレを飾りました。
杉野沢観光協会 山川茂夫 会長
「たくさんの人に来てもらい大盛況のうちに終わった。スルメを焼いて食べて無病息災を願うなど、外国人観光客に知ってもらえたと思う」