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糸魚川の秘境!日本で一番深い洞窟群を巡るガイド付きツアー参加者募集

2024.6.25

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石灰岩や雨水で浸食されてできた日本屈指のカルスト地形が見られる「マイコミ平ジオツアー」が7月から新潟県糸魚川市で開催されます。

マイコミ平ジオツアーちらし202422

このツアーは普段は立ち入ることのできない糸魚川市内の秘境を歩きながら、日本一深い竪型洞穴群の成り立ちを学んだり、貴重な高山植物を観察したりできる人気のジオツアーです。毎年、県内はもちろん、東京や神奈川など関東圏のほか、北陸や中部、関西圏からの参加者もいるということです。

ツアーの様子(サワグルミの森を歩く)2

ツアーの様子 (写真はすべて糸魚川ジオパーク協議会提供)

マイコミ平は、糸魚川の黒姫山(1222m)の南部に位置するカルスト地形(石灰岩地帯にできるすり鉢状の地形や洞窟など)が発達する地域です。日本一深い竪型洞穴の白蓮洞(深さ513m)をはじめ、日本の洞穴の深さランキング1位から4位までがマイコミ平に密集しています。この名前の由来は、 洞穴には水が流れ込む場所があり「水が舞い込む様子」からマイコミ平と呼ばれるようになった説や、デコボコした特異な地形は一度入ると見通しがきかず「迷い込む」人が多いことが由来になったとする説もあります。

青海千里洞ドリーネ0222

開催は7月6日から11月にかけて10回を予定しています。糸魚川駅に集合し、専用バスで移動しながら特徴的な洞穴など6か所を1日かけて巡ります。夏でも雪が残るところもあり、周囲は冷気に包まれています。

浄土門(じょうどもん)

浄土門はマイコミ平の入口となるU字型の谷です。大鍾乳洞の天井部分が崩落してできたと考えられています。

大マイコミ(おおまいこみ)

大マイコミは深さ345m(日本第3位)の竪型洞穴です。マイコミ平の入口にある洞穴で大量の水が流れ込んでいます。

S青海千里洞-800x600

青海千里洞(おうみせんりどう)

 青海千里洞は日本で2番目に深い405m(日本第2位)の竪型洞穴です。近くには高低差60mのドリーネ(すり鉢状の地形)があり、ドリーネの底には地下からの冷気によって高山植物が自生しています。

S白蓮洞-800x533

白蓮洞(びゃくれんどう)

白蓮洞は深さが日本で最も深い513m(日本第1位)の竪型洞穴です。沢の水が直接流れ込む吸い込み口で、入口の石灰岩が白い花のように見えることから名づけられました。

通天洞(つうてんどう)

通天洞は竪型洞穴の側面が抜けてできた洞穴です。洞穴内から見上げた景色が天に通じるように見えることから名づけられました。ここでは洞穴に入り、入口を見上げることができます。

ツアーではカルスト地形のほかに、貴重な高山植物なども見られるかもしれません。

高山植物

左:シライトソウ   右:ムシトリスミレ

ツアーの対象は中学生以上で、軽登山程度の体力と装備が必要です。参加費はバス代、昼食代などを含み11900円です。募集人数は20人。締切は開催日の1週間前までです。

糸魚川ジオパーク協議会事務局 香取拓馬さん
「日本で一番深い洞窟群を巡るガイド付きツアーです。標高は600mほどしかありませんが、洞窟から絶えず冷気が噴き出しているため、夏場でも気温15度程度とアルプス級の環境(残雪・高山植物)を楽しむことができます。マイコミ平には、このツアーでしか立ち入ることができませんので、ぜひこの機会にご参加ください!」

マイコミ平ジオツアー
■開催日:7月6日(土)、20日(土)、8月3日(土)、17日(土)、31日(土)、9月14日(土)、28日(土)、10月12日(土)、26日(土)、11月9日(土)    ※10月26日と11月9日は満席
■行程:糸魚川駅(10:00)~専用バス~マイコミ平(11:00~15:00)~糸魚川駅(16:30頃)
■参加費:11,900円(バス代+昼食代+ガイド料+保険料等)
■定員:各回20人(中学生以上・申し込み順)
※健脚向き登山程度の体力と装備が必要です(コース全長2㎞、)
■申込期限:各開催日の7日前まで
■申し込み・問い合せ:TEL025-552-3445 糸魚川着地観光の会(三愛旅行社内)

まちあるき