直江津ショッピングセンターに出店する「無印良品 直江津」のオープン日が来月20日(月)に決まりました。売り場面積は世界最大級、店内には無印の商品だけでなく、JAのあるるん畑と連携した農産物市場、スターバックス、カルディコーヒーなどのテナントが入ることになっていて、運営する良品計画では「地域の暮らしの真ん中」を目指します。
売り場面積は約5,000㎡、31か国にある店舗では世界最大級で、オリジナルの食品や衣類など約7,000種類が並びます。また地域の食のおいしさにこだわり、JAの直売所あるるん畑と連携した「なおえつ良品市場」を展開。市場では地元の農産物をはじめ、規格外のため価格を低くした「わけあり」の野菜・果物、コメ、酒、加工品などをそろえます。
この他、カレー、ラーメン、定食、スイーツを提供する「なおえつ良品食堂」、無印良品として店内初出店となるスターバックスコーヒーやうまいものセレクトショップの久世福商店、世界の珍しい食材などを扱うカルディコーヒーファームが出店。スターバックスコーヒーとは、MUJI・BOOKSという食の関連本と絵本にこだわったコーナーを展開します。
良品計画は、ショッピングセンターを運営する頸城自動車、上越市と地域活性化に向けた包括連携協定を結んでいます。この協定に基づき、店内には休憩や自習スペース用のコーナーが設けられ、地域に開放されます。今後はイベント開催にも活用される予定です。
良品計画によりますと、店のテーマは「地域の暮らしの真ん中」になること。コンセプトビジュアルは「田んぼとニシン」です。上越地域が日本有数の米どころであること。北前船がニシンを直江津に運び、肥料として稲作を支えたことから、まちの役に立つ存在になりたいという思いが込められています。
店舗のコンセプトビジュアル「田んぼとニシン」
無印良品のオープンに伴い、エルマールは同日、全館グランドオープンします。頸城自動車の山田知治代表取締役社長は「直江津地区をはじめとする地域全体の活性化に、少なからず寄与できるものと大きな期待を寄せている」とコメントしています。
また良品計画では、地域活性化の取り組みとして、頸城自動車のバスを活用した移動販売をこの秋をめどに実施します。さらにアートを通じたまちづくりに参加することにしています。なおオープンに先立ち、来月16日から19日はプレオープンし、近隣住民が招かれることになっています。