暑さが和らぎ、アウトドアを楽しむのに快適な季節になりました。ブームのキャンプが存分に楽しめるキャンプサイトを紹介します。
【アウトランドハンドメイドキャンピングヴィレッジ】
十日町市にある「アウトランドハンドメイドキャンピングヴィレッジ」は異国情緒に満ち溢れたキャンプ場です。敷地面積はおよそ3000坪で、野球場一面くらいの広さがあります。
こちらのキャンプ場はオーナーの芹川智一さんが一から作った手作りのキャンプ場です。
もともとこのエリアは一面が田んぼでした。そこに土を入れ、300本の苗木を植えるなど、キャンプ場を作り始めたのが1997年。それから25年が経った今では、花と緑に囲まれた異国情緒漂う手作りのキャンプ場として、県内外だけでなく、海外からも多くの人々が集まるようになりました。
施設内にはオシャレなログハウスが6棟、車が乗り入れできるオートサイトのスペースが7台分、 そしてテントサイトを設けています。
宿泊ログ(2棟連結)「ムーン&サン」5~6人用 1万円(税込)
こちらがログハウス「ムーン&サン」です。
木の自然な風合いが魅力のログハウスで、室内には木のいい香りが広がります。上には大人でもゆったり寝られる広さのロフトが付いていて、エアコンも使用できます。このログハウスは2棟連結タイプで、隣り合わせで同じような部屋がもうひとつあります。2部屋あるので2家族で利用して、真ん中の共有スペースでバーベキューを楽しむという使い方もできます。
宿泊ログ「昭和」2~3人用 7000円(税込)
こちらの施設は、芹川さんが最後に作った部屋です。ログハウスの名前は「昭和」です。
室内は畳があり、古時計がかけられています。備え付けられたテーブルは囲炉裏になっていて、昭和の雰囲気が漂っています。あえて壁や柱、天井などに細工を加えて、古民家に見えるように仕上げています。
オートサイト(AC有) 1区画4000円(税込)
施設にはオートサイトもあります。各区画には電源が付いていて、車が置けるスペースの横には芝生があり、テントも張れます。こちらは宿泊エリアのうち、入口から最も離れた場所にあるため、近くの川のせせらぎを聞きながら、ゆっくりとプライベートな時間が過ごせます。
レンタル用品
キャンプ場なので、食事は自分たちで用意するのが基本。しかし、事前に連絡すると近くの割烹料理店からバーベキューセットのデリバリーも可能なんだとか。
そして、運がよければ芹川さんが趣味で作るカレーが食べられるかもしれません。こちらのカレーはスパイスとタマネギをベースに、鶏肉と野菜の旨みだけで作ったネパールカレーです。
夜になると施設内の建物に飾れたランプに火が灯り、昼間とは違った幻想的な雰囲気が楽しめます。
妻有地域では3年に一度、大地の芸術祭を開催されていますが、2006年に施設内のログハウスのエリアを「田園の中の異国ing」、2009年にはバーベキューエリアを「田園の中の童話」と名付け、大地の芸術祭の作品としても、多くの人たちに親しまれています。
田園の中の童話
田園の中の童話
作品名「田園の中の童話」は、芹川さんが娘さんとよく出かけた思い出の場所がモチーフになっています。あの夢の国のビッグなアトラクションの雰囲気を再現しているということです。
こちらも2012年に作られた大地の芸術祭の作品「梵字院(ぼんじいん)」です。芹川さんによりますと、梵字は文字だけで石仏と同じ御利益があると聞いたことから、アウトランドの守護神を設けようと建てられたのが、こちらの施設だということです。そして、こちらの建物の中には子宮部屋という特別な場所があるとか。その部屋がどうなっているのかは秘密。実際に足を運んで自分の目で確かめてください。
花と緑に囲まれたおしゃれなログハウス、幻想的な夜の景観など、いつもとはちょっと違ったキャンプが楽しめる「アウトランドキャンピングヴィレッジ」。日頃の疲れを癒しに出かけてみませんか?
オーナー・芹川智一さん
「アウトランドは10月2日までしか営業していませんが、よかったらこの雰囲気を楽しみに来てもらったらうれしいです」
■営業期間:6月~9月末 チェックイン13:00~/チェックアウト11:00■駐車場:30台 ■入場料:500円(大人)、300円(小人)■料金:宿泊ログハウス6000円~、テントサイト1500円、オートサイト4500円※レンタル用品は事前にお問い合わせが必要
住所: 新潟県十日町市下組 4341-2
電話: 090-3330-6541
アクセス: 〈車〉関越自動車道「越後川口IC」から国道117号経由で25分ほど
URL: outland.site