上越市大潟区にある県立大潟水と森公園で、カキツバタ3000株が花を咲かせ、見ごろを迎えています。
カキツバタは、県の絶滅危惧種に指定されています。県立大潟水と森公園には、このカキツバタおよそ3000株が自生しています。元々は園内の別の場所に自生していましたが、まわりの樹木の日陰にあり、花が咲きにくい環境でした。それを3年前から、日当たりの良い湿地に移植したところ、次々株が増え、花も楽しめるようになりました。
公園の松浦正憲 所長は「移植した所は3年で3000株に。水を確保して環境を良くし、光を与えるとかなり増えていく」と話しています。
今年の公園内のカキツバタは、例年より少し早く今月初めに咲き始めました。
見物に訪れた人は「いいですよね。寒色系で涼しそう。(移植で)どんどん増えて欲しい」と話していました。
松浦所長は「カキツバタはここに元々あった花。アヤメやハナショウブと違う。昔からの水辺にある植物。昔の花を思い出してみて欲しい」と話しています。
カキツバタの移植はまだ終わっていません。公園では来月20日、市民ボランティアが移植作業を行う予定です。詳しくは県立大潟水と森公園までお問い合せください。
住所: 〒949-3103 新潟県上越市大潟区潟町1381
電話: 025-534-6190
アクセス: <車>北陸自動車道 柿崎ICから上越方面へ車で10~15分
URL: http://ogata.greenery-niigata.or.jp/