新潟県内在住の外国人に豪雪地の自然や文化を体験してもらうモニターツアーが7日、上越市大島区で開かれました。
このモニターツアーは、新潟県が県内の魅力を世界に発信しようと実施しました。テーマは「豪雪地の暮らし」。参加したのは県内在住の外国人とその家族など16人です。一行は、新潟県上越市にある「大島庄屋の家」に集まり、かんじきを履いて周辺の里山を散策しました。
積雪は3メートル近く、動物の足跡を観察したり、地元ガイドからイノシシ猟の説明を聞いたりしました。
また、ソリやかまくらでの雪遊びも体験し、豪雪地ならではの自然や暮らしにふれました。
ポーランド出身の参加者は「私の国ではこの量の雪は見ない。すばらしい、感動しました」。カナダ出身者は「都市とはまったく違うのでみんな体験したほうが良い。新鮮な空気。郷土食。自然。どれもリラックスできる」と。
またスリランカ出身者は「雪国の田舎体験がしたかった。チラシでこのかんじきを見て参加したいと思った。体験できて楽しい。大学のみんなに紹介したい」とそれぞれ雪国を満喫していました。
このほか、かやぶき民家でいろりを囲んで、瞽女唄に耳を傾けるひと時もありました。モニターツアーということで、一行はこの後、ツアーの様子をSNSで知り合いに発信することになっています。
県では、来年度もこうしたツアーを開き、新潟の魅力を海外に発信することにしています。