新潟県上越市にある水族博物館「うみがたり」で、日本海で捕獲されたノコギリザメの展示が始まりました。
ノコギリザメは、今月11日に糸魚川市の筒石漁港で水揚げされたものをうみがたりが買い取りました。現在「いか・たこベース」の円柱水槽に2尾が展示されています。同館での展示はこれが初めてです。
ノコギリザメは名前の通りノコギリのように突出した吻(ふん)が特徴です。水深10mから800mの砂泥底に生息しており、日本の近海にも広く分布しています。吻の中央にあるヒゲで砂中のエサを探し出し、ノコギリのような吻を使って泥底のエサを掘り出したり、魚群に突っ込んで吻を左右に振って魚を捕食したりします。
長い吻は自然界で生き抜くために独自に進化したものの一つです。 うみがたりによると、ノコギリザメは夜行性のため普段はほとんど動かないそうですが、運がよければ動くところを見られるということです。
ノコギリザメの展示は、生き物の状態によって中止になる場合があります。
うみがたりの開館時間は今年度いっぱい、午前10時~午後5時までと短くなっています。また、この4連休は事前予約制となりますので来場の際は注意が必要です。
予約方法はうみがたりの公式ホームページをご覧ください。
住所: 新潟県上越市五智2‐15‐15
電話: 025‐543‐2449
アクセス: <車>北陸自動車道 上越ICから10分 <電車>えちごトキめき鉄道 直江津駅から徒歩15分
URL: http://www.umigatari.jp/joetsu/index.html