上越地域の郷土料理「するてん」をご存じですか? 干したスルメや、一夜干しの塩スルメを天ぷらにしたものを上越地域では「するてん」と呼び、郷土料理として親しまれてます。上越では昔から食卓に並んだほか、お酒のおつまみとして親しまれています。このソウルフードの「するてん」を知ってもらおうと、上越市高田本町商店街の飲食店が新メニューを提供する「するてんまつり」が、1月25日(土)に高田本町商店街で初めて開かれます。
カレー風味のするてんに、するてんの入ったバーガーやピザ。 今月25日に初めて開かれる「するてんまつり」に合わせて、地元飲食店で新メニューが開発されています。
本町3・4・5丁目商店街連合会は毎年老舗店の「絵看板」のある店をめぐってもらう「冬の絵看板まつり」を開催していて、今年は「するてん」をPRし、本町の飲食店にも足を運んでもらおうと「するてんまつり」が同時開催されます。
参加する飲食店20店が、上越名物のスルメの天ぷら「する天」を使った新しいメニューを開発ました。9日は報道関係者などに6品がお披露目されました。
これは、飲食店のぶらんカフェが自家製の煮込みトマトソースをベースに具材にするてんを使ったピザです。開催前の試食会で……
「感覚的に食べ心地がいい。おいしい」
「するてん」は、上越地域の郷土料理です。高田をアピールしようと、およそ20年前から西城町2丁目の「天ぷら若杉」が、全国のイベントやデパートの催事に出店し販売しています。
天ぷら若杉 佐藤巌 代表
「うれしく思う。するてんを全国に広げていけるように知名度を上げて、上越といったら『するてんを食べたい』、『いろいろなするてんがある』となればうれしい」
「するてんまつり」は 今月25日(土)午前10時半から本町3丁目の高田まちかど交流館で開かれます。会場ではするてんの新メニューの紹介、するてん引換券が当たるじゃんけん大会が行われます。当日は、妙高市からバスで来場する外国人観光客にもするてんをPRすることになっています。
百年商店街 実行委員会 宮越紀祢子 代表
「インパクトのある面白いことをやろうと『するてん』に思い当たった」
一部のメニューは、まつり当日の限定ですが、まつり後も提供を続けるメニューもあるということです。
メニューによっては、予約が必要です。
するてんまつり
■開催日時:2025年1月25日(土)10:30~16:00
■会場:高田まちかど交流館(上越市本町3丁目3-2)
■問い合せ:高田本町百年商店街実行委員会(TEL.025-525-2501)