ガラスの造形作家、藤田喬平の作品展が、新潟県上越市本町にあるギャラリー祥で開かれています。
藤田喬平は、日本のガラス美術を代表する作家で、造形作家として初めて文化勲章を受章しました。会場には藤田喬平の代表作である飾箱や花瓶など、25点が展示されています。
これは飾箱。「型吹き」という藤田独自の手法で、熱して膨らませた色ガラスにガラスの粒や金箔をつけ、金属の枠に吹き込んで作られています。どの作品も、古典や四季を題材に、日本の伝統的な美意識を表現しています。
ギャラリー祥の大滝みさとさんは「今年は梅雨が長かったので、ガラスの作品で夏らしさを感じてもらえたら」と話しています。また、ギャラリーの2階では、藤田喬平の息子である藤田潤さんの作品や、ガラス食器も展示されています。