毎年12月になると上越市大潟区で発売されるイチジクの缶詰。知る人ぞ知る地域の名物で、毎年何十個もまとめ買いをする人がいるほどの人気商品です。
この缶詰を販売しているのは、上越市大潟区の老舗「マルト歌代菓子舗」。大潟区の名産「イチジク」を1年中食べられるようにと缶詰にしたもので、110年以上前から伝統の味を守っています。
写真はイメージ
イチジクは在来種の蓬菜柿(ほうさいし)で大潟区の住民が栽培したもの。それをマルト歌代菓子舗がシロップ漬けに仕上げている。作り方は昔から変わらず、9月初めに収穫したものをグラニュー糖と水だけのシロップに約3か月漬け込むシンプルなもの。他の添加物は一切使っておらず、あっさりとした甘さが特徴です。
ちょっと冷してから食べるのがおすすめ
味だけでなくレトロな缶のラベルも昔のまま。
歌代さんは「毎年待ってくれている人がいる。張り切って作っている。クセがない日本産のイチジクのおいしさを伝えたい。大潟区は日本産のイチジクがたくさんとれるので、ぜひ食べてほしい」と話しています。
イチジクの缶詰は毎年12月10日に発売。ひとつ280gで1,000円(税抜き)。