新潟県妙高市の妙高杉ノ原スキー場に隣接する宿泊施設「夢冒険」が、ここでしか飲めないオリジナルの日本酒の提供を始めました。
「夢冒険」は、現在のオーナー下江謙二さんのお父さんが兵庫県から移住して1988年に創業した宿泊施設です。下江さんは父親から経営を引き継ぎ、6年前から夫婦で切り盛りしています。
妙高の大自然にたたずむ宿は妙高杉ノ原スキー場に隣接していて、建物のすぐ裏をリフトが通っています。その立地の良さから、全国からスキーやスノーボードを楽しみに訪れる人たちに利用されています。
夢冒険では、利用客に喜んでもらえる新しいサービスを模索していたところ、日本政策金融公庫からの紹介で、妙高市の千代の光酒造場のサービスを利用して、宿に泊まらないと味わえないオリジナルの日本酒の提供を始めることになりました。
これが、オリジナル日本酒「夢」です。
スッキリとした飲み口で、後からしっかりとした日本酒ならではの豊かな旨みが感じられる日本酒です。夕食のメインとなるステーキや陶板焼きなどの牛肉料理に合う味わいに仕上げています。仕込みは、同じく妙高市の豊かな自然の中で酒づくりを行っている「千代の光酒造」が行いました。
同酒造では、酒蔵の複数の原酒などを好みに合わせて調合する、アッサンブラージュに力を入れています。夢冒険は「MyクラフトChiyo」というサービスを使って、世界に一つだけのオーダーメイドの日本酒をつくりました。下江さんはお酒が弱く、日本酒がほとんど飲めませんが、好みの原酒と純米大吟醸を組み合わせて、お酒が弱い人でも飲みやすく、スッキリとした味わいの日本酒を完成させました。
これまで「MyクラフトChiyo」を利用して個人や酒販店がオリジナルの日本酒を販売することはありましたが、宿泊施設がオリジナルの日本酒をつくって提供するのは初めての試みだということです。
商品名は施設の名前から一文字取って「夢」。妙高山をイメージしたラベルになっています。
この日本酒は宿泊者にのみ提供しています。下江さんによりますと、想像していた以上に夕食のお供として好評で、その味を気に入ってお土産に購入していく人も多いということです。
価格は300ミリリットル1200円、720ミリリットル2500円で、ともに税込みです。
夢冒険オーナー 下江謙二さん
「妙高杉ノ原スキー場のゴンドラ乗り場に最も近い、ロケーションが魅力の宿泊施設です。スキーやスノーボードとともに、世界に一つだけのオリジナル日本酒もぜひ楽しんでください。皆様のお越しをお待ちしております」
夢冒険の客室は全9室、2年前から1棟貸しのミニコテージ(1~3人用)も提供しています。宿泊料金は1泊2食と妙高杉ノ原スキー場の1日リフト券が付いて、平日は1人1万5400円、休前日は1人1万6400円(ともに1室2人利用)です。※料金は3月24日までの冬季料金です。
また、千代の光酒造では、世界に一つだけのオリジナル日本酒をつくるアッサンブラージュ体験が楽しめるサービス「MyクラフトChiyo」を随時受け付けています。詳しくは千代の光酒造のホームページをご覧ください。
住所: 新潟県妙高市杉野沢高野223-7
電話: 0255-86-6048
アクセス: <車>上信越自動車道「妙高高原IC」より約10分
URL: https://yumebouken.com/