新潟県上越市にある市立水族博物館「うみがたり」で6日から、新たにウミガメ4匹の展示がはじまりました。
上:アカウミガメ 下:アオウミガメ
展示されているのはアオウミガメ2匹とアカウミガメ2匹です。いずれの個体も甲羅の長さは約35㎝。場所は「うみがたり」1階のタッチングプールで、ウミガメを間近でみることができます。
アオウミガメ
このアオウミガメは昨年、直江津沖で「うみがたり」の飼育員に保護された個体です。発見当時、左足が欠けていました。これまで水族館のバックヤードで治療を受け、元気に回復したため、今回の展示となりました。残りの3匹は、愛知県の水族館から借りたものです。
アオウミガメ ↑
アカウミガメ ↑
2種類のウミガメは体色の他、頭の大小などが異なります。エサはアオウミガメが海藻などを食べる草食。アカウミガメは貝やイカなどを食べます。飼育員によると個体によって性格も異なるということです。
ウミガメはビニールやプラスチックなど、いわゆる海洋ゴミを誤って食べて傷つくことが世界的に問題となっています。飼育員は「アオウミガメは絶滅危惧種。アカウミガメは危急種。ゴミを食べて死んでしまう個体もいる。海洋ゴミについて考えてもらいたい」と話しています。
なお、昨年保護したアオウミガメは、健康状態を見たうえで、海へ放す予定だということです。
ウミガメの展示は8月6日から来月末まで。展示時間は午前10時から午後5時まで。飼育員による解説やエサやりは毎日11時、13時、15時からの3回。ただし今月8日から16日までは休みとなる。 住所: 上越市五智2-15-15上越市立水族博物館うみがたり
電話: 025-543-2449
アクセス: <車>北陸自動車道 上越ICから10分 <電車>直江津駅から徒歩15分
URL: http://www.umigatari.jp/joetsu/index.html