チンコロは上新粉を練って子犬やウサギ、その年の干支の姿などにかたどり、蒸して乾燥させた人形です。
新潟県十日町市では毎年1月に節季市(別名:チンコロ市)が開かれ、色とりどりのチンコロが販売されます。
今年1回目の節季市は1月14日(日)に新潟県十日町市の越後妻有交流館キナーレ駐車場で開かれ、市内外から訪れたおよそ1000人が、お目当てのチンコロに長い列を作りました。
節季市は、農家の冬の副業として生活用品や民芸品を持ち寄ったのがはじまりとされ、江戸時代から続いています。
会場には市内の4団体が出店し、今年の干支「辰」や雪国の伝統的な防寒具を着た「かくまき娘」など、あわせて2300個ほどのチンコロが並びました。
チンコロはいずれも大きさ3センチほどで、すべて手作りです。乾燥してヒビが入れば入るほど福を招くと言われています。
訪れた人たちは一つひとつ、表情の違いを確かめながらチンコロを選んでいました。
来場者
「かわいかった。人がいっぱいだったけど何とか買うことができてよかった」
「一つひとつが微妙に違ったり、違うようで形がそろったりしていてすごくいいと思った」
「健康が1番大事だと感じるので、家族の健康を祈ってチンコロを置きたい。みんな幸せそうに並んでいる間も、いろんな話ができて知らない人とも仲よくなれた。幸せな気持ちで並んだ」
出店者 妻有ちんころ愛好会 今井美津代さん
「伝統的な物を受け継いでいきたいと思っていた。ご縁があり、チンコロ作りを教えてもらい節季市に初参戦することになった。年始めということで、皆さんの健康と良い1年になるように思いを込めて作っている。買ってもらった人たちの1年がすばらしい物になればと思う」
節季市は次回、1月21日(日)に開かれます。
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2024年1月14日(日)、1月21日(日)10:00~14:00 ※売り切れ次第終了
住所: 新潟県十日町市本町本町六の1丁目71−26(越後妻有交流館キナーレ敷地内)
アクセス: JR、ほくほく線「十日町駅」より徒歩10分
URL: https://www.tokamachishikankou.jp/news/96184/