新潟県上越市出身のイラストレーターにしむらゆみこさんと、娘のあいさんが手掛けた絵本「パンダのどすん」の原画展が、北陸新幹線上越妙高駅の西口にある商業施設「フルサット」で開かれています。
絵本「パンダのどすん ボクのおきにいり」は、東京・上野生まれのパンダ「どすん」と、イヌのリンゾウの物語です。
絵を描いたのは上越市出身のイラストレーター、にしむらゆみこさん、物語は小学5年生だった娘のあいさんが書きました。作品は、2021年の絵本出版賞で優秀賞を受賞し、書籍化されています。
にしむら あいさん
「昔から話などを書くのが好き。どすんもイヌを飼ってからの経験や思ったことを組み合わせ、ひらめいて書いた。家族のことや大好きな人を思い浮かべながら読んでほしい」
会場には、原画11枚が展示されています。
来場者
「(孫の)学校の図書室にあるそう。描いた人に会いたかった。竹のすし屋の場面が好き。見ているだけで癒やされる。寝る前にいい。優しい気持ちになるようなストーリー」
物語には、イヌのリンゾウが突然いなくなって、パンダのどすんが心配する場面があり、読者の共感を呼んでいるということです。
にしむらさんはウサギのミッフィーで知られる作家、ディック・ブルーナから、色使いなどで影響を受けたと言います。
にしむら ゆみこさん
「パンダが与える印象が癒やし。パンダのどすんの心情を背景の色で出している。そういう色味が温かみを与えていると思う」
「パンダのどすん展 in Joetsu」は、今月30日(月)まで、上越妙高駅西口フルサットで開かれています。時間は午前10時~午後5時。入場無料です。
にしむらさんによりますと、現在、中学2年生になった娘のあいさんとの新作ができているそうです。ぜひ見てみたいですね。
パンダのどすん展
■会場:フルサット
■会期:10月1日(日)~10月30日(月)
■時間:10:00~17:00(最終日は16時まで)
※観覧無料