全国にある地方鉄道で、駅独自の印「鉄印(てついん)」を発行するサービスが7月10日から始まります。新潟県上越地方を走る「えちごトキめき鉄道」も参加し、直江津駅と糸魚川駅で2種類の鉄印をもらうことができます。
これがえちごトキめき鉄道の「鉄印」です。右が直江津駅、左が糸魚川駅でもらえる鉄印です。上越市の桜やえちごトキめき鉄道の雪月花をイメージして花吹雪がデザインされています。
印の右上には「心動(しんどう)」の文字がみえます。上越市の書道家、渡邉谿雪(けいせつ)さんが書いたもので、台湾の言葉で「ときめき」を意味します。
これはえちごトキめき鉄道の「関山駅」が、同じ漢字をつかう台湾の「関山(かんざん)」駅と、姉妹駅協定を結んでいる縁にちなみました。
えちごトキめき鉄道の運上武史さんは「鉄印を集めるだけでも楽しめる。鉄道ファンだけでなく子どもから大人まで幅広い世代に利用してほしい」と話しています。
鉄印をもらうにはこの「鉄印帳」が必要です。直江津駅、糸魚川駅の窓口で鉄印帳を購入し、乗車券を提示し、記帳料を払うと鉄印がもらえます。価格は鉄印帳が1冊税込み2,200円。記帳料は1つ300円です。
また直江津駅ではえちごトキめき鉄道の鳥塚 亮(とりづか あきら)社長のサイン入り鉄印帳も数量限定で販売されます。受付は窓口で午前7時から午後8時までです。
この鉄印サービスは、北海道から九州まで全国の地方鉄道40社が参加しています。40社分すべて揃えると、シリアルナンバー入りの「鉄印帳マイスターカード」を購入することができます。
各社のオリジナル印を集めながら、鉄道の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?