新潟県上越市にある北陸新幹線 上越妙高駅の東口に6 日、タクシーやバスを待つためのラウンジが完成しプレオープンしました。駅周辺では初めての施設です。
ラウンジは地元のアイエムタクシーがタクシーだけでなく、バスや駅を利用する人のために建てました。建物は木造平屋建てで広さは約90㎡。建材には県内産のスギを使っています。デザインはえちごトキめき鉄道のリゾート列車「雪月花」をデザインした川西康之さんが手がけました。
開放感が出るよう建物の正面は全面ガラス張りの窓になっています。施設内にはソファ席やイス席などが10席ほど、授乳室や畳のキッズスペースもあります。
キッズスペースはウイルス対策のため、ビニールのシートで区切ることができます。その他、携帯電話などを充電できるコンセントが4口あり、無料のWi-Fiも完備されています。
アイエムタクシーでは、利用者が待つ間の時間を楽しくしようとつくりました。坂原悟専務取締役は「このラウンジで、ゆっくりワクワクするような時間をお客様に提供できれば」と話しています。
ラウンジにはスタッフが1人常駐し、観光案内を務めます。30か国以上を翻訳できるアプリを用意し、外国人観光客にも対応します。
アイエムタクシーのラウンジは7月6日から8日までの3日間はプレオープンです。本オープンは来週中で、時間は午前9時から午後5時まで(日曜は定休の予定)。坂原専務取締役は「ラウンジを有意義に利用していただければ、旅の出発点として大きな存在になっていくと思う」と話しています。
なお、アイエムタクシーでは今後、コーヒーなどの飲み物も出せるように検討しているということです。