新潟県上越市の城下町・高田の風情や町の文化にふれられる「あわゆき道中」と「高田瞽女 ふたたび」の2つのイベントが、4日(土)に町家交流館高田小町などで行われます。
あわゆき道中は、町家や雁木が残る高田の風情を楽しんでもらおうと、市民団体「あわゆき組」が毎年開いているイベントです。
過去のあわゆき道中の様子
昭和の中ごろまで新潟県内各地で使われていた角巻、トンビといった防寒着を身に着けて雁木の下を散策します。角巻やトンビのレンタルもしています。
今回は散策しながら、高田小町の斜め前にある明治38年に建てられた擬洋風建築の大島電機の建物などを見学します。さらに、散策して見学後は高田小町に戻って、お茶請けの切り干し大根料理をみんなで楽しみます。事前の申込みなどは必要ありません。
あわゆき道中 ― 雁木で干した大根を食べる編 ―
■日時:2月4日(土)受付9:30~、10:00出発(1時間程度)
※角巻、トンビは15:00までに返却してください。
■受付場所:町家交流館高田小町(上越市本町6-3-4)
■参加費:1000円(角巻の貸し出しと切り干し大根料理付き)、中学生以下無料
※マイ角巻、マイトンビの場合は500円。
※事前申込み不要
■内容:角巻やトンビを身に着けて、雁木を歩いたり、町家を見学します。
■問い合わせ:TEL080-3140-1410(中川)
同じ日の午後は瞽女の門付け風景再現と、瞽女宿ライブが楽しめるイベント「高田瞽女 ふたたび」が行われます。
上越市のNPO法人「高田瞽女の文化を保存・発信する会」主催のイベントで、昭和の中ごろまで行われていた高田瞽女の門付けを再現します。
門付け再現の様子
瞽女に扮した一行は高田小町を出発し、大町五丁目の雁木で門付けを行い、瞽女ミュージアム高田の土間で少し長い門付け唄を披露します。
そのあと、高田小町の多目的ホールを会場に「瞽女宿ライブ」が行われます。三味線奏者の月岡祐紀子さんが瞽女唄を披露します。入場は無料ですが、こちらの席は先着40名限定で事前の申込みが必要です。会場では瞽女に関連した最中、せんべい、地酒などの商品を販売する予定です。
昔ながらの高田の暮らしや文化を体感できる貴重な機会です。興味のある人はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
高田瞽女 ふたたび
〈門付け風景再現〉
■日時:2月4日(土)13:30出発
■会場:町家交流館高田小町出発、大町五丁目雁木町家で門付け、瞽女ミュージアム高田の土間で門付け唄を披露
〈瞽女宿ライブ〉
■日時:2月4日(土)15:15開演
■会場:町家交流館高田小町 多目的ホール(上越市本町6-3-4)
■入場料:無料
※先着40人
■内容:月岡祐紀子さんによる瞽女唄と三味線。高田瞽女の関連品(ごぜの百人米、ごぜ最中&せんべい、地酒ほか)を販売。
■予約&問い合わせ:TEL025-522-3400(小川)
■ホームページ:http://www.goze-museum.com/(瞽女ミュージアム高田)
住所: 新潟県上越市本町6-3-4
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