水深200メートル以下「日本海の深海」をテーマにした企画展が、新潟県上越市にある市立水族博物館うみがたりで始まっています。
この企画展は太陽の光が届かない水深200メートルより深い日本海について知ってもらおうと開かれています。会場には、ベニズワイガニや甘エビなど、15種類の深海生物が展示されています。その多くが名立沖で獲れたものです。
これは、菓子に似ている姿からコンペイトウと名付けられた魚です。体の表面に小さな円錐状の突起があるのが特徴です。
そして、新潟県上越地域では干物などでおなじみの「ゲンゲ」です。もともとは「下魚」と呼ばれていましたが、それが訛って、ゲンゲになりました。
うみがたり 五百島拓海さん
「ゲンゲはゼラチン質の体でプニプニした感触を持っている。生きた状態で展示するのは珍しいので、ぜひ見に来て」
ゲンゲなど展示の生き物には、いわゆる浮袋が無いためいずれも、水圧はかけられていません。
企画展では、生き物だけでなく、太平洋と日本海の深海のちがいなどをパネルで紹介しています。
(右)本来の大きさ(左)圧力をかけたもの
うみがたり 五百島拓海さん
「日曜日にレクチャー(講座)を開催。深海の水温は3℃以下と言われている。その3℃の水を触ってもらったり水圧で物が縮小していく様子を見て」
レクチャーは3月12日までの毎週日曜日、午後3時から行われます。
住所: 上越市五智2-15-15
電話: 025-543-2449
アクセス: 【車】北陸自動車道「上越IC」から15分ほど
URL: http://www.umigatari.jp/joetsu/index.html