上越の冬の風物詩「川渡餅」が、きょう30日とあす12月1日の2日間、上越市の高田と直江津の和菓子店で販売されています。
川渡餅の由来は、およそ460年前の永禄4年、川中島の戦いにあります。上杉謙信が戦の前夜に兵にもちを配って士気を高め、武田信玄に打ち勝ったと伝えられています。
以来、謙信公の武勇にあやかり無病息災の願いを込めて、毎年高田・直江津地区で、11月30日と12月1日の2日間限定で販売されています。
西城町にある笹川菓子店では2日間で1万個近くを作ります。一年で最も忙しいということです。「こしあん」と「つぶあん」の2種類があり、一つひとつ丁寧に丸めていきます。
30日(水)は川渡もちを求めて、開店直後から多くの人が列をつくっていました。
買いに来た人
「毎年来るが、こんなに混んでいるのは初めてでびっくり」
「笹川菓子店はあんこが美味しいので毎年ここ。季節を感じる、こういういい風習は続けてほしい」
川渡餅は、のぼりが置いてある高田と直江津の和菓子店で、あす12月1日(木)まで販売されます。