新潟県十日町市と津南町で開催されている世界的なアートの祭典「越後妻有 大地の芸術祭 2022」。開催期間中は越後妻有地域を舞台に、国内外の作家が手がけたアート作品の展示や、さまざまなパフォーマンス、イベントなどが行われます。雪国ジャーニーでは、数ある作品の中から、おすすめの新作(一部)を紹介します。今回は松代エリアの松代城とその周辺で見られる作品です。
松代城山の頂上には、松代一帯を見渡せるように作られた「松代城」があります。駐車場から急な坂を15分ほど登るので、動きやすい格好やタオル持参がオススメです。今回の芸術祭では、3組のアーテイストが作品を制作し、各階をアート空間に変容させています。
■公開日:5月9日(月)~11月13日(日)の火・水曜以外
■開館時間:10:00~17:00(10、11月は16:00まで)
■入館料:パスポートまたはフィールドミュージアム券1200円、単館券500円
電話: 松代・松之山温泉観光案内所 025-597-3442
<松代城とその周辺で鑑賞できるオススメの新作>
※作品名/作者/(国) ※出典:越後妻有 大地の芸術祭公式ガイドブック
Photo by Kioku Keizo
無意識に目線が奪われる。知覚した空間が圧倒的な量感をもって既成概念に襲い掛かる。鑑賞者と作品との間に大きな扉は存在しない。シンプルに、白と黒とが織りなすゆらぎを許容するかしないかだけだ。ふと気づくと少し前に、作品に襲い掛かられ、立ち止まっていた自分自身の存在に気付く。時・場・心…これらが持つひずみを自由に行き来させる。
■所在地:松代城1F
Photo by Kioku Keizo
標高384mの山頂にたたずむ松代城。これまで松代の町を長きにわたって、見渡してきた松代城内部に絢爛な異世界を作り出します。
「松代城2階に箔を用いたインスタレーションを制作する。銀箔を施した張りつめた空間の中心に金箔を施した金の茶室が在る。樂聚第。その茶室内部には様々な絵図が描かれ、その絢爛な姿で客人を静かに待つ」(作家コメント)
■所在地:松代城2F
Photo by Kioku Keizo
松代城3階部分にできた、大地の芸術祭2006年の作品『脱皮する家』を彷彿とさせるアート空間。とても見晴らしがよく、松代の自然や町並みが広がります。
「黒く塗られた天井と壁は自らの姿を映し出し、四方に開かれた丸窓からは、四季折々の風景を一望できる。『脱皮する家』同様に、彫りつくされた床からは、足裏から体感する感覚が一の間にいることを再確認し、金箔の貼られた礼盤に座ると、静かな時間に様々な思いを巡らせることができる」(作家コメント)
■所在地:松代城3F
Photo by Nakamura Osamu
民族・宗教・文化を超えたつながり、平和・尊敬・対話・共生を象徴する塔を制作。塔上のモニュメントは、問題が生じたとき、良いニュースがあったときなどによって、色が変わります。
■公開日:5月9日(月)~11月13日(日)の火・水曜以外
■開館時間:5月9日~7月10:00~18:00、8月10:00~19:30、9月10:00~18:00、10・11月10:00~17:30
※点灯は日没~21:00
■入館料:パスポートまたはフィールドミュージアム券1200円、単館券500円
紹介した作品のほかにも、松代城周辺には新作やそのほかのアート作品が展示されています。詳しくは公式ホームページで確認してください。
■開催期間:4月29日(金・祝)~11月13日(日)全145日
■開館時間:※一部例外作品・施設あり
4/29~9/30 拠点施設10:00~18:00、通常作品10:00~17:00
10/1~11/13 拠点施設10:00~18:00、通常作品10:00~16:00
※拠点施設は越後妻有里山現代美術館 MonET、まつだい「農舞台」
※案内所・検温スポットの営業時間はホームページを確認
■作品鑑賞パスポート:通常料金 一般4500円、高校・専門・大学3500円、中学生以下無料
早割(7/29まで)一般3500円、高校・専門・大学2500円
■ホームページ:https://www.echigo-tsumari.jp/
■デジタルパンフレット:「YukiguniTrip」
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