「能水商店」のアンテナショップ！道の駅マリンドームに16日(日)オープン（新潟県糸魚川市）

海洋高校の生徒が開発注目商品ずらり！

新潟県糸魚川市能生の新潟県立海洋高校の生徒が開発した商品を製造販売する「株式会社能水商店」のアンテナショップが16日（土）、国道8号線沿いにある道の駅マリンドーム能生にオープンします。商店では看板商品の魚醤「最後の一滴」を使ったパスタやソフトクリームなど、地元の食材にこだわったテイクアウトメニューも販売されます。

能水商店は、能生川に遡上する鮭を無駄なく使い尽くしたいという思いから、海洋高校で開発された魚醤「最後の一滴」の製造販売を受け継ぐ形で2018年に設立された民間企業です。代表取締役を務めるのは魚醤の開発当時、担当教諭だった松本将史さんです。

これまで、看板商品の「最後の一滴」を中心に、海洋高校の生徒たちが開発に携わった魚の味噌漬けや珍味、干物、レトルト、缶詰食品、調味料などさまざまな商品を製造し、オンラインでの販売や卸売りを行ってきました。

今回、海洋高校が2021年に文部科学省の研究事業「マイスター・ハイスクール事業」に採択されたことを受け、生徒たちの実践的な学習の拠点を兼ねたアンテナショップを開設することになりました。

アンテナショップは道の駅マリンドリーム能生の建物の西側に新たに建てられました。ロゴをはじめ、外観や店内は海をイメージしたブルーの配色で、木をふんだんに使った落ち着いた雰囲気となっています。

およそ80平方メートルの店内には、海洋高校の生徒たちが開発した商品を中心に、上越市と糸魚川市の海産物や農産物、加工品など、70種類ほどのアイテムが並びます。中には若い世代に向けて、糸魚川の伝統的なお茶・バタバタ茶を使い、雪の香テラスとコラボしたプリンや、新潟県産コシヒカリを使い、最後の一滴やのどぐろ醤油で味付けした「うす焼きせんべい」などもあります。

オープンに向けては、最後の一滴や地元の魚を使ったテイクアウトメニューも考案されました。

一滴ペペロンチーノ　900円（税込）

フィッシュ＆チップス（サメ・タラ・本日のフィッシュ）　1000円（税込）
※本日のフィッシュは時価

パスタは最後の一滴でシンプルに味付けした「一滴ペペロンチーノ」をはじめ、「こだわり極上たらこパスタ」（1100円・税込）、「能生産ベニズワイガニのトマトパスタ」（1300円・税込）の3種類。このほか、上越のソウルフードのサメやタラ、地魚のフライが食べられる「フィッシュ＆チップス」もあります。

一滴ソフト（コーン／カップ）　450円（税込）

これは、最後の一滴で作ったビターカラメルソースをかけて食べる「一滴ソフト」です。ソフトクリームの原料には糸魚川の牧場で育った牛の新鮮な生乳が使われていて、生クリームのようなふんわりとしたなめらかな口あたりと、濃厚な味わいが楽しめる糸魚川ならではのスイーツです。

このほかにも、地域ならではのドリンクメニューも取り揃えています。フードメニューは基本的にテイクアウトで提供しますが、店内に10席ほどのイートインスペースもあります。

平日は能水商店スタッフが店を運営しますが、土・日曜は海洋高校の生徒が販売実習として接客を行う場合もあります。今後は、海洋高校の生徒による開発秘話が聞けたり、新商品のお披露目イベントなども開催する予定です。

能水商店代表取締役　松本将史さん
「海洋高校の生徒たちが地域の素材を活用して、多くの皆さまに満足していただける商品、フードメニューを開発し取り揃えています。ぜひお店に足を運んで、糸魚川や上越のローカルな雰囲気を楽しんでいただければと思います。また、何度足を運んでも新しいものに触れられる取り組みをこれからも行っていきます」

オープン日のあす16日（土）は10時からセレモニーが開催されます。午前11時のオープンと同時に5月に発売予定の新商品「ごっつぁん鍋つゆ」を使ったちゃんこ鍋のふるまい（限定200食）も行われる予定です。

店舗情報

新潟海洋高校アンテナショップ能水商店（のうすいしょうてん）
■住所：糸魚川市能生小泊3596-2　道の駅マリンドリーム能生内
■電話：TEL025-555-7345
■営業時間：9:00～17:00（夏期は18:00まで延長営業）
■定休日：1/1
■ホームページ：https://nousui-shoten.com/
■ツイッター：@nousui_shouten
■インスタグラム：@nousui_shop
■フェイスブック：@nousui.shop

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