サクラの名所で知られる新潟県上越市の高田城址公園で、樹木やブロンズ像の冬囲いを取り外す作業が進められています。ここ数日気温があがり、サクラのつぼみも膨らみ始め、春の足音が近づいています。
高田城址公園ではブロンズ像26基、サツキやツツジなどの樹木、およそ5000本に冬囲いが設けられていました。囲いの取り外しは8日から始まり、この日は内堀沿いで市の職員やシルバー人材センターのメンバーなど8人が作業にあたりました。
この冬、公園の積雪はピーク時で150センチほどだったということです。
公園管理人の宮﨑直樹さんは「すっぽり埋まっていたり、囲いよりも上に来ているものもあった。積雪のわりには被害は見られなかった」と話しています。取り外し作業は今月末まで続きます。
10日の午後3時現在で高田の最高気温は11.5℃。公園はここ数日の晴れ間や気温の上昇で、春の気配が漂ってきました。
宮﨑さんは「サクラの枝を見るとつぼみが段々膨らんでいる状態が分かる。図書館前のトイレ裏のカンザクラがあるが、ソメイヨシノより1~2週間程度早い。観桜会に間に合うか心配だったが、この分なら大丈夫」と話しています。
日本気象協会によりますと、高田城址公園の開花は4月3日(日)の予想となっていて、観桜会は今月26日(土)から始まります。
住所: 新潟県上越市本城町6-1
電話: 025-512-6016
URL: https://www.joetsu-kanko.net/