進級、進学などのお祝いや贈り物にぴったりのおススメの文房具があると聞いて、新潟県上越市土橋にある新和メッキ工業を訪ねました。
創業60年、上越の産業を支えている老舗のメッキ加工会社です。メッキとは「錆びないように」「滑りやすく」「色を変えたい」など、目的に応じて金属をコーティングする加工技術です。
メッキといっても種類はさまざまで、新和メッキ工業では鉄、亜鉛、アルミなどの金属を、目的に応じて方法を変えながらコーティングしています。
例えば、雪国では欠かせないこのストーブ。取っ手部分やガード部分には、同社がメッキ加工した部品が使われています。
イロイロ/フィッシュ(定規・レターオープナー) 1650円(税込)
そんなメッキ加工の老舗が今力を注いでいるのが、こちらの新商品です。去年立ち上げた新ブランド「イロイロ」の第一弾として商品化した文房具です。定規とレターオープナーの2つの役割を備えた、魚をイメージしてデザインされた「フィッシュ」です。
コロナ禍で売り上げが落ち込んでいる中、たまたま上越市の直江津地区でチタンが製造されているのを知ったのが、新商品開発のきっかけだったといいます。
3代目社長の瀧見直晃さん
「チタンと言えば、東京の増上寺や直江津の八坂神社の屋根などに使われています。上越産のチタンの存在を知ったことで、これを使ったモノづくりをやりたいと思ったのがきっかけです」
チタンは一般の金属に比べて価格が高いものの、軽くて丈夫で、腐食しないのが特徴です。特殊な水溶液の中に入れて電圧をかけると色が変わる性質を持っていて、電圧を変えることで100種類以上の色を出すことができます。
「フィッシュ」は7種類のカラーバリエーションがあります。それぞれの色には上越との関わりが連想されています。例えばピンクは高田城址公園のお堀の蓮の花……。
「イロイロ」の第一弾として販売されたこの商品は「チタンの特徴を生かし、長く使えるいい製品をお客様に届けたい。そして街も人も元気にしたい」という社長の熱い思いが込められています。
現在は新生活応援期間として、無料で商品に名前が入れてもらえます。通常、メッセージや名入れの料金は200円ですが、3月末までは特別に無料サービス中です。注文は電話やネットショップで受け付けています。
来月からは「イロイロ」の第2弾としてマルチトレーの販売が始まります。マネートレーだったり、アクセサリーやペン置きなどとしても使えるそうです。
商品に関する詳しいお問合せは新和メッキ工業へ電話するか、こちら「BASE iroiro チタン」をクリックしてご覧ください。
住所: 上越市大字土橋1631
電話: 025-524-5426