新潟県上越市で毎年秋に開催される恒例イベント「越後謙信きき酒マラソン」が7日に行われ、去年コロナ禍でできなかったリアルランに県内からおよそ100人が参加しました。
越後謙信きき酒マラソンは、グルメや地酒を楽しみながらマイペースで走るイベントです。去年はコロナ禍でリアルのマラソンは中止になり、オンラインのみの開催でした。今年は参加者を新潟県民に限定、会場でのきき酒を取りやめるなど規模を縮小して、2年ぶりにコースを走りました。
コースは全長24キロ、上越市埋蔵文化財センターをスタートして、春日山城や正善寺ダムなどを周りました。
コースには6か所のエイドステーションがあり、地元産の蒲鉾や焼肉などのグルメが並びました。
参加者は「毎年出ていた。ゴール後の試飲がないのは残念だが、久しぶりのイベントで思いきり楽しめた。家に帰ったらもらった酒をがぶ飲みしたい」などと話し、笑顔で帰っていきました。
今回はオンラインで参加した人もいました。全国からおよそ100人が会場の中継を見たり、会話を交しながら、事前に受け取った地酒やグルメを楽しみました。
ゴール後には地酒6種類とおちょこが配られ、参加者は、自宅などでオンライン打ち上げを行いました。
実行委員長の荒木克さんは「皆さん、日々一生懸命生きている。今日一日くらい適当に生きてもいいだろうと、一日緩く楽しめるところがこの大会の魅力。コロナ禍で開催も困難になったが、形を変えながら次きちんとできる時まで力を蓄え、新しいことを試す期間にしたい」と話していました。